
22歳で結婚をし、初めに生まれた娘は粉ミルクを飲むと下痢をしたり、粘液便がでたりしたため大豆から作られた粉ミルクを飲ませるも、数ヶ月後にはまた下痢や粘液便が出始めて大豆由来のミルクも飲めなくなりました。
いわゆる牛乳アレルギーと大豆アレルギーになってしまったのです。
しかたなく、牛乳も大豆も使っていない、代替粉末ミルクでどうにか離乳食が食べらるようになるまでしのぎました。
離乳食を食べられるようになって便通の方は落ち着いたのですが、今度は食べるものによって顔や体が赤くなり痒みを伴う湿疹が出るように。
そう、食物アレルギーになってしまったんですね。
皮膚科に連れていくと副腎皮質ホルモンの塗り薬を渡されるのですが、薬に敏感なわたしはそれを使い続けることに抵抗がありました。
本屋に行き、埼玉医科大学病院にいらっしゃった松延正之先生が書かれた「アレルギーは回転食で治せ」という本をみつけ、食物日誌をつけるように。そして、松延先生を訪ねて指導していただきました。
そのかいあって、幼稚園にはいるころまでにはだいぶアトピー性皮膚炎は軽減され、アレルギーマーチといって、皮膚症状のほかにアレルギー性気管支喘息まで発症させることは、避けられました。
第二子を産む時には、妊娠中から口にするものに気をくばり、極力、乳製品、大豆油などを避けて出産に臨みました。すると、生まれてきた男の子は上の子とは違って、アレルギー症状で悩まされることなく子育てができたのです。
思えば、娘のアレルギーをきっかけに、自分や家族の健康管理のために食に興味をもち、人間が本来もっている自然治癒力を生かすことが大事であるということにこだわるようになりました。
マクロビオティックをはじめ、自然農法に憧れ農業研修を受けたり、ネパールでは快医学を実践していた看護師と出会い、Oリング(キネシオロジー)やナチュロパシーのことを知りました。
他にもオステオパシーの先生との出会い、ライナス・ポーリング博士とエイブラハム・フォッファーの分子矯正医学(オーソモレキュラー療法)、西式健康法、甲田式断食、正宗太極拳など自然治癒力で病気を治す方法を試してきました。
2000年ごろ、オーソモレキュラーについてYou Tubeの動画で森山晃嗣先生のことを知りました。
森山晃嗣先生が理事長をされていたNPO法人がんコントロール協会の存在と、正常分子栄養学という栄養学を知りましたが、コミットするまでには至らず時は過ぎました。
そして・・・
2023年に、思い立って本格的に森山先生のもとで正常分子栄養学を学ぼうと決意し一般社団法人健康指導師会の講座を受講し、2024年の3月には一般社団法人健康指導師会認定の健康指導師になりました。
わたしたちを取り巻く日本の医療、農業政策、厚生労働省の施策、または子どもたちの食環境など、このままではいけないと危機感を感じており、わたしが知り得たことで、わたしの周りの大切な人たちに少しでも貢献できたらとの思いで活動しています。